普段と逆の脳の使い方をしてみよう!
ウェルビーイングとは
「幸せ」というのは人によって、何を「幸せ」に感じるかというのが曖昧なものです。
そこで、科学で使うウェルビーイングという指標を使います。
ウェルビーイングとは幸福の概念なのですが、ぴったりはまる日本語がありません。1947年に採択された WHO世界保健機関憲章の中に「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(well-being)にあることをいいます」(日本WHO協会訳)とあり、ウェルビーイングの概念を理解するのに役立ちそうです。
感謝も含めて、人とのつながりを感じてありがたいなと思っているとか、「幸せ」を感じている状態というのをウェルビーイングと表現します。
物事を達成できたから「幸せ」を感じるのか、それとも先に「幸せ」な状態、ウェルビーイングの状態であることで、より高いパフォーマンスが発揮しやすくなるのかということを調べた研究があります。
詳細に調べていくと、先に「幸せ」な状態、ウェルビーイングの状態になっていると脳が活性化して非常に高いパフォーマンスが発揮できる。
例えば普段の仕事をすることで人に貢献できる喜びを感じていると、モチベーションが強くなり、パフォーマンスも高まるということが分かってきました。

自分1人のときだけではなくて、特にチームのときこそ、先にウェルビーイングの状態になっているとチームワークが非常によくなります。
みんなでお互いに至らないところを補い合ったり、お互いの素晴らしい才能というのを相手のために使ったりでき、補完し合うことで、1人ではできない素晴らしいことができる。だからこそ、多くのことが達成でき、パフォーマンスが非常に高くなるということが分かってきました。
普段と逆の脳の使い方をしてみよう
何かができたから「幸せ」を感じるということもありますが、普段から「幸せ」な状態、ウェルビーイングの状態を自分からつくっていくと、脳の活性化により高いパフォーマンスが発揮できるということが科学的に分かってきています。
皆さんの人生をよくする上でのヒントになるとうれしいです。今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
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