感謝ができないときは
感謝は脳内ネットワークを円滑にする効果があります。そうは言っても感謝できないこともありますよね。
昔の僕についてお話しします。
今でこそ、感謝が大切だとか、利他の実践をしましょうと言っていますが、もともとは父が家庭内暴力の人で、出刃包丁を振り回すことが頻繁にありました。それで、僕自身、対人恐怖で人とうまく関われない、無口、口下手、そんな人でした。
「感謝が大事だよ」「利他の行いをしましょう」と聞いても、うちのおやじに「出刃包丁を振り回してくれてありがとう」と言えというのか、といった感じで、「感謝なんかできるか」と思っていたこともあります。
このお役立ち情報を読んでくださっている人の中には、「いや、感謝は大事だろうけど、なかなかそうもいかないよね。逆に苦しくなっちゃう」と感じる人もいると思います。そういう人の気持ちも、僕は経験しているので、非常によく分かります。
感謝しなければならないみたいに、考えるのではなく、もうちょっと軽く捉えてみてください。
たとえば、「夕日がとてもきれいでありがたいな」という気持ち、そんな感じです。
感謝しなければならないとか、苦しくても「ありがとう」を言うのではなく、何かちょっとしたこと、見落としてしまうようなことを「ありがたいな」と感じてみるのです。
おいしいものに限らず、食事ができることは、ありがたいことです。そして、食事は必ず誰かが作ってくれているので、その事自体がありがたいことです。
また、朝日が昇ってきた事を「ありがたい」と感じる様になるかもしれません。
ちょっとしたことでいいので「これって、ひょっとしてありがたいっていうことなのかな」と感じていただければと思います。
苦しいときには無理に、「感謝しなければ」という気持ちにならなくても大丈夫です。
そんな時は「これはひょっとしてありがたいことかも」みたいに思っていただくだけでもいいと思います。まずはそこから始めてみてください。
皆さんの人生を良くする上でのヒントになるとうれしいです。今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。
脳磨きメルマガもご購読いただけるとお役に立てると思います。
