素晴らしい関係性を築く脳の使い方

素晴らしい関係性を築く脳の使い方

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相手の立場に立つことの大切さ

人の脳は、いつも自分を中心に世界を見ています。ですから、自分が正しいと考えがちです。

ですので、違う立場の人と心を一つにすることや、相手の立場に立つことの大切さについて今回はお伝えします。

たとえば、僕とクレアは全然違うタイプの人で、脳の使い方も、意識の向けるところも違います。

短い時間の枠であると僕はどちらかというと、「何時に何があるよ」という時間を気にするタイプです。

クレアはどちらかというと、今やっていることに意識を向ける傾向が強いので、例えば、僕は「今日の朝8時に出かけるよ」というと、8時に出かけるというところに意識が行きがちです。時間ですね。

それに対して、クレアは、例えば「朝ご飯は健康的なものを家族に食べさせたい」といったところに意識があるのです。すると、時間をちょっと超過して、8時過ぎてから出かけるみたいなことが起こる。

簡単に済ませて8時に出かけられるほうが大事なように思っている僕は、目くじら立てて、「8時に出かけると言ったじゃない」みたいな感じで怒っていたのです。

でも、それは個分離思考だということが自分でも分かってきました。

脳の使い方が違うとは?

脳の使い方が違うと意識の向けるところが違う。それが腑に落ちてきたら、僕がクレアの時計になってあげればいいと思うようになりました。

例えば、「8時に出かけるよ」といったら、もう早めに、6時半ぐらいに「あと1時間半ぐらいで出かけるからね」みたいな感じで、僕がカウントダウンを始めます。 「あと30分だよ」みたいな感じでやっていくと、クレアも「時間、30分あるね」みたいな感じで、そちらに意識を向けてくれるようになっていきます。僕の場合は、「8時に出る」といったのだから、それに合わせて準備するのが正しいと思っているわけですが、クレアの脳の使い方では、違うところに意識が向いているのです。

お互いの脳の使い方を理解し合って、相手の立場に立って、相手が弱いところを補い合うというかたち。お互いに少しでも役に立つようにすると、一見、効率が悪いように思えますが、実は、自分が苦手なところで、相手の人が、知らないうちに支えてくれていたりということが起こるようになってきました。

そうすると、一個一個のところでは効率が悪いように見えますが、全体で見てみると、一人ではできないようなことがたくさん起こることを実感しました。これが共同体思考の脳の使い方をしていることだということが、自分でも腑に落ちてきました。

共同体思考で脳を使ってみると、世界が違って見えるかもしれません。

そんなヒントになるとうれしく思います。今日もお読みいただきまして、ありがとうございました。

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