【ピンチに強い脳の使い方とは?】

【ピンチに強い脳の使い方とは?】

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【ピンチに強い脳の使い方とは?】

今回も、お越しいただきまして、ありがとうございます。少しでも、あなたのお役に立てると嬉しく思います。

今日はちょっとしたエピソードからお話しさせて頂きます。
あるリモート・ミィーティングで、司会役の人の音声が出なかったんですよね。前日のリハーサルでは、声が出せていたのですが・・・
当日のミィーティングで、他のメンバーの方が「じゃあ、私が司会をやります」って手を挙げてくれました。
それでスムーズにことが進みました。
司会をやる予定だった人は、最後の最後まで話ができない。その方は話をしてるみたいなんですが、こっちに聞こえないという状態だったんです。
そして、別のデバイスを立ち上げたとかで、最後に何とか入ってきてくださいました。それで、締めのところだけその方がやって下さり、無事に終わりました。
脳磨きでは、「共同体思考」という脳の使い方が身に付くようにトレーニングをしています。
その時、「共同体思考」の脳の使い方が身に付いてくるとピンチにも強くなるんだと改めて思いました。もちろん、それは知ってはいたのですが、実際に経験して、実感しました。
実際に「共同体思考」の脳の使い方が身に付いてくると、本当にピンチのときに誰かが突然代打で入ってくれるとか、カバーしてくれる。そういうことが起こる。
しかも、「誰が代打しますか?」と聞く前に、自分から「私やります」みたいな感じで、本当にピンチに手伝ってくれる人が現れる。
共同体だから、仲間の中に自分もいて、その中で自分がピンチのときには誰かが助けてくれるし、誰かがピンチのときには自分が仲間を積極的に助けられる。そういう関係性を築いていくことが、本当にピンチに強い脳の使い方になるのです。
共同体思考の脳の使い方が普段からできていると、ピンチでない時にも、チームのみんなが活躍できるようになります。
これは、深い信頼関係ができていて、心がひとつになってくると自然に起こる現象です。脳が自然にそう働いてくれるようになる。
古い話ですが、プロ野球で千葉ロッテマリーンズを優勝に導いたバレンタイン監督が言われていることを今での覚えています。
「どんなチームが強いんですか?」っていう質問を受けて、バレンタイン監督は、「ピンチを立て直していけるチームが本当に強いんです」と答えています。
「人間は、どんなに完璧にやろうと思ってても、必ずミスはしてしまう。そういうことが起こったときにチームメイトがそれを補ってくれる、助けてくれるっていう、そういうチームが本当に強いチーム。
だからこそ、誰かがエラーしてしまったとか、暴投してしまったとかいうときにそれを補ってくれるチーム。
バッターだったら、三振してしまったチームメイトがいても、責めるんじゃなくて、次のバッターがヒットを打って、お互いに助け合う。そういうチームが本当に強いチームなんだ」と言われているのが印象的でした。
バレンタイン監督は「共同体思考」と言う言葉こそ、使いませんでしたが、脳の使い方でいうと、まさに「共同体思考」のチームです。
同じようなことを、心がバラバラのチームにルールなどを作って、やらせようとしてもできるようにはなりません。
それは、脳の使い方が根本的に違うからです。
大切なのは、普段から心が一つになってるようなチームをつくることが、いざというときにピンチにも強くなると言うことです。
「お前、カバーに入れ」とか指示がなくても、さっと入ってくれる。
ピンチがやってきたときにどうするか?どんな脳の使い方をするか?ということではなくて、普段から心が一つになるような脳の使い方。
それが脳磨きでいうところの「共同体思考」で、その脳の使い方が普段からできていると、いざ!という時にピンチに強くなる。
普段から、心が一つになっている状態が作られるから、結果として、ピンチに強くなると言うことです。
ちなみに、共同体思考という脳の使い方ができていると、自然と「心理的安全性」が醸成されて、普段のチーム・パフォーマンスも高まってきます。
これを会社経営に活かすと、すごいことが起こるのは、容易にご想像いただけるかと思います。
少しでも、お役に立てると嬉しく思います。今日も長文をお読みいただき、ありがとうございました。

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