【情熱を伝え、社員さんにやる気をアップしてもらえる、社長が実践すべき脳の使い方】

【情熱を伝え、社員さんにやる気をアップしてもらえる、社長が実践すべき脳の使い方】

お役立ち情報 脳トレ研修(企業研修)

【情熱を伝え、社員さんにやる気をアップしてもらえる脳の使い方】

今回も、お越しいただきまして、ありがとうございます。少しでも、あなたのお役に立てると嬉しく思い、この記事を書かせていただいております(いつものように、きれいなSNS投稿が得意でないので、文字ばっかりです)。

脳科学研究に基づいて、3つのステップから説明させていただきます。経営者、リーダー、学校の先生、講師業をされている人には、特にお役に立てるかと思います。

ステップ1:自分がワクワクする。

脳科学で明らかにされている「感情伝播」を活用します。自分が感じている感情のエネルギーが強くなってくると、周りの人たちにそれが波及していくということが脳科学で確かめられています。別に脳科学の話を持ち出さなくても、皆さんも、そんな経験をされたことがあると思います。それが、今は、きちんと科学的に検証できているということです。

 大事なのが、表面的に、「空(から)元気」を出しているとか、そういうことではなくて、潜在意識レベルでワクワクしているっていうのが大事です。

昔の僕もそうだったのでよく分かるんですけども、癒やされてないとワクワクって出てこないんですよね。僕も昔は全くその状態で、ずっとネガティブでした。うちの父が家庭内暴力の人だったので、父に対してずっと心の奥底で怒りを持っていました。もちろん普段はそんなのを顔に出したり、誰かを突然怒鳴り付けたりとかは全くしないですけど、心の奥底に怒りをずっと抱えていると、ワクワクしにくいんですよ。

なので、僕の場合は父に対する怒りっていうのを解放してあげるプロセスが必要でした。それを「癒やされる」と表現します。まずは、それが大事です。

もしご自分が昔、大変な思いをした、あるいは今現在しているという方は、その状態を一度リセットしてあげることが大事です。

 一応、そこがリセットされて、少なくともゼロか、少しプラスになっているっていうところだとワクワクしやすい。

このステップで、気をつけていただきたいのが、「ワクワク=騒がしい」「ワクワク=空(から)元気」ではないということです。「静かな情熱」というのもあります。ご自分にあった「ワクワク」の状態を作っていただければと思います。

テップ2:仲間としての横の関係を築く

次の段階が、「仲間としての横の関係を築く」です。
「自分の話を聞いてくれている人も一緒の仲間なんだ」という雰囲気が伝わってくる。言葉で、「あなたは私の仲間ですよ。一緒にやりましょう」と言うだけではなくて、本当にこの人と一緒にいられるんだ。一緒にいるとワクワクするし、仲間だって思ってくれてるんだというのが伝わってくる。

ひとりでワクワクして、ひとりで“はっちゃけ”てる状態だと、周りがしらけてしまいますので、気をつけてください。

聞いてくれている人も「自分も仲間でいられる」というのが伝わるっていうのはすごく大事です。

苦しい思いをされておられる方からすると、「あの人だからできたんだよ」と思われてしまいます。

だけども、「自分もこんなにダメダメだったときがあるんだ」というのは、相手の人に仲間として感じてほしいっていうことの一つの表現です。

ただ、「自分のダメダメ」を伝えれば、仲間と思ってもらえるというものでもありませんので、気をつけてください。

言い方を変えると、「上から目線にならない」ということになるかと思います。

上から目線でものを言うと、いくら正しくて、善いことを言っても、ワクワクが伝わりにくくなりますよね。

ステップ3:素晴らしい未来のビジョンがある

ちょっと堅い言い方をすると、「大義名分のある高い目的」みたいな表現をします。自分の素晴らしい未来だけではなくて、例えば、「学校をつくる」という話を例に考えてみると、「どうして学校をつくりたいか?」という未来のビジョンに「しびれちゃった!」みたいな感じが伝わると最高です。

「こんな学校をつくって未来を担う子どもたち、若い人たちが、その人たち自身の人生も、そして、社会をどんどん活性化してくれて、日本を変えていく、世界を変えていく!そんな人たちを育てられる学校をつくりたいんです」って言われると、こちらも、すごくワクワクしてくる。

「素晴らしい未来のビジョン」の参考にしていただければと思います。

ここでの大事なポイントが、ご自分の人生の物語から、そのビジョンが来ているということが大切です。

例えば、「世界平和」に反対する人はいないと思いますが、全く脈絡がないところで、「世界平和、世界平和、世界平和は大事だよね!」と言っても、まあそうだけど、「でも、何?」みたいな感じに受け取られる。

卑近な例で申し訳ないですが、僕の例で説明させていただきます。

うちの父は家庭内暴力の人で、出刃包丁で家族を脅すような人でした。それで、僕は対人恐怖・人間不信で44歳まで恋愛経験ができなかった。そんな家庭で子どもが育つような未来は絶対につくりたくない。子どもたちが家族に愛されて、健やかに育ってくれる。そんな育ち方をしてくれれば、本人が大人になった時に、「社会に恩返しをしよう」「世の中をどんどんよくしていこう」。そう思ってもらえるだろう!そんな子どもたちが育ってくれるような環境をつくりたい。だからこそ、脳全体をバランスよく使えて、利他の心で他者に接する脳の使い方を身につけてほしい!ご自分の才能も発揮できるし、他者も大切にする脳の使い方がある!みんなが幸せで豊かになっていける脳の使い方をしてほしい!だからこそ、自分の専門である脳科学から編み出された「脳磨き」を伝えていきたいのです。

自分のストーリーが入っていると、「一郎さんはそういう過去があるから、そんな未来を作っていたきたいだ」と共感して聞いていただけると思うのです。

ステップ2のダメダメだった頃の自分を伝えるのは、仲間であると感じてもらえるために大切なことなのです。こちらのステップでは、「この人ってそういう過去を背負っているからこそ、素晴らしい未来をこんなふうに実現したいんだ」ということが伝わりますよね。なぜ、その人がそれを実現しようとしているかというところに、筋が一本通る感じを持っていただけるのではないでしょうか?

ステップ4:はじめの一歩を本人ベースで決めてもらう

あとは、本とかを書かれる時には、自分も楽しく実践できる初めのステップをステップ4としてお伝えすると、ああ、じゃあ、自分もやってみようみたいに思ってもらえると思います。

弊社脳トレ研修では、このようなことも学んで実践していただきます。

ご興味のある方は、こちらにお問合せください。長文をお読みいただき、ありがとうございました。

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