自分が不幸だと思う人は脳の使い方を知らない

自分が不幸だと思う人は脳の使い方を知らない

お役立ち情報 脳トレ研修(企業研修)

これまで、脳と言えば、前頭前野や、海馬、ドーパミン細胞などが注目されていました。
そして従来の「脳トレ」は記憶力や判断力、思考力など、個人の能力にフォーカスしたものが主流でした。
しかし、近年、豊かに幸せに生きられるかどうかに関わってくる脳の部位が注目を集めています。
それが「島皮質(とうひしつ)」です。

もくじ

島皮質とは


大脳のひだの奥深くに隠され、他の部位に覆われていることもあり、注目されていなかった島皮質。
脳は各部位で担当する役割が分かれていましたが、島皮質はかなり幅広い役割を担っています。

多岐にわたる島皮質の役割


島皮質は他の脳の部位に比べて、かなり多くの仕事をしています。
共感、社会的感情、道徳的直感、音楽への感情的な反応、依存、痛み、ユーモア、購買の判断、他社の表情への反応、食の好み、など。

その中でも、重要な役割が「脳の中継地点(ハブ)として働く」ことです。


また、島皮質がダメージを受けると、
無気力になり、口にしたものが腐っているかどうかの判断もできなくなります。
島皮質からの情報は前帯状回や前頭葉に伝えられて、意思決定などにも影響します。

脳の中で中継地点の役割をする島皮質

島皮質は脳の中で中継地点のような役割をしています。

島皮質は、自分の外側から来る感覚と内側の感覚を繋ぐ、他者の気持ちと自分の気持ちを繋げる、過去の自分といまの自分や、いまの自分と未来の自分のイメージを繋げる、といった時間的なハブの役割もします。

島皮質のおかげで、他者のことを理解したり共感でき、他の人と心の繋がりを持てるようになったり、
過去の自分を受け入れやすくなるという効果もあります。

島皮質は脳全体を繋いでいるため、脳全体を活性化させる効果もあります。

ウェルビーイングと島皮質の関係


イギリスのスターリング大学の研究は、ウェルビーイングと島皮質の厚みは「正の関係」にあるという結果を出しています。
ウェルビーイングとは、幸福の概念。
つまり、「幸せな人」=「島皮質が厚い人」と言えるということです。

島皮質を鍛える6つの方法

1 感謝の気持ちを持つ
  何かあった時だけ感謝するのではなく、常に感謝の気持ちを抱くことが大切です。
2 前向きになる
  気持ちが前向きだと、脳が活性化され、脳全体が働きやすくなります。
3 気の合う仲間や家族と過ごす
  孤独は脳にとって毒になります。米国シカゴ大学の研究では、孤独の状態だと新しく脳細胞を生み出す脳内ホルモンが衰えたり、
他の脳内ホルモンや神経伝達物質も減少することがわかりました。
4 利他の心を持つ
  まずは自分ではなく、相手のことを考えて行動することで前向きに捉えられるようになったり、脳が活性化されます。
5 マインドフルネスを行う
  いま話題のマインドフルネスですが、島皮質にも良いことがわかっています。
6 Awe体験をする
  大自然の中で畏敬の念を感じると、自我(エゴ)がなくなり、謙虚な気持ちになることがわかりました。

従来の脳の使い方を変えて、幸せに生きる


「もっと収入が上がれば、幸せになれるはず」
「もっといい学校に入れれば、人生は変わるはず」
そんな風に考える方が多いかもしれませんが、それは従来の脳の使い方です。

島皮質を鍛える6つのポイントを行なっていくと、目の前のことに全力投球できたり、トラブルに対しての解決策が思い浮かんだり、
目標が達成しやすくなる、人間関係が改善したり、幸福感を感じられることが増えていきます。

従来の脳の使い方を変えていく、脳トレ研修

弊社では、従来の脳の使い方を変えていき、個人の能力を最大限に発揮し、さらに信頼関係で結ばれたチームワークを作る、企業研修(脳トレ研修)を行なっています。
信頼関係で結ばれたチームは集合知性と呼ばれる「集合での天才性」を発揮します。
集合知性を発揮できるチームは、目標達成をしていく力が強いこともちろんですが、チャレンジングな場面に直面した時も、個々の能力を発揮させて問題を解決していく力があります。

東洋経済オンライン動画も併せてご覧ください

東洋経済オンラインの動画でも紹介されています。とてもわかりやすくまとめてくださっているので、ぜひご覧ください。

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