私たちの想い
このページにお越しくださり、ありがとうございます。
突然ですが、あなたは「幸せ」を感じて、毎日を過ごされていますか?
唐突な質問で申し訳ありません。
現代の日本社会では、「生きづらさ」を抱える人が増えています。厚生労働省の統計(*1)によると、日本では15~39歳の死因第1位が自殺です。内閣府の『意識調査』(*2)でも、自分の将来のことについて心配している日本人は78.1%と、先進国の中でもダントツに高くなっています。また『世界幸福度ランキング』(*3)では、先進国・発展途上国を含め、156か国中日本は58番目と先進国の中では低い方です。「生きづらさ」や「閉塞感」を感じている、「心の病」になってしまう、そんな人が多いということを裏付ける統計のように思います。
「脳磨き」で人生が激変
そして、実は私も「生きづらさ」を感じていた一人です。少し、私自身のことをお話しさせてください。
私は25年以上にわたり、ノースウェスタン大学医学部脳神経科学研究所など、米国を中心に世界最先端の医学脳科学研究に従事してきました。その一方、父が家庭内暴力の人で、私自身が無口・口下手で、人とうまく関われない人になりました。自然科学が好きで、研究者を志したのですが、そんな私は大変な息苦しさを感じていました。
あるとき、知人に次のようなことを言われました。
「人は誰でも幸せになりたいと願っていて、どうしたら『もっと幸せに生きられるか』を常に考えているものだよ」
実は、それまで私は「幸せになりたい」と思ったことがなかったのです。そして、「自分はどうしたら幸せになれるだろう?」と考えてみたときに見出した答えは、「生まれてこなければ、きっと一番幸せだった」というものでした。そのくらい、当時の私は生きているのがとにかく苦しくて仕方なかったのです。それから30年以上が経たち、私はいま、幸せを感じながら生きています。
幸せの定義は人それぞれですが、もう少し具体的に言うなら、以前の私にはなかったものが、いまの私にはあります。それは、「心を通わせられる家族と仲間」「彼らと共に過ごす楽しい時間」「人に喜んでもらえる仕事」「それに没頭する時間」「それに伴う収入」「他者や自然への感謝の気持ち」、そして何より「いま自分がこうして生きていることへの感謝」などです。
どうして私が変われたのかといえば、その過程にあったのが「脳磨き」でした。
大学院生の頃まで、幸せになりたいと考えたことのない私でしたが、それでも博士の称号を得て研究者としての道を歩むうちに、気持ちに変化が起きました。心の端に「いまとはもう少しだけ違う自分になりたい」という思いが芽生えはじめ、 そのための行動を取るようになったのです。脳科学者という性分からか、そのための行動の多くは科学的根拠にもとづいたものです。哲学者や時の経営者など多くの人が「幸せに生きるにはこうした方がいい」といった言葉を著書等で述べていますが、「なるほどそうかもしれない」と思う言葉に出会ったときも、原則、科学的根拠を求めました。複数の論文などから、脳科学的に見ても正しいといえそうだと確認すると、改めて その言葉を自分のなかに落とし込んでいきました。
「こういう脳の使い方をすれば、自分や周囲にこういう変化が起きる」ということを、一つひとつ身をもって実感することができました。そしてこの体験は、その後、人が幸せで豊かに生きるための脳の使い方を体系立てる際に大いに役に立ったのです。
「脳磨き」で人生が躍動する
その脳科学の知見と、自分自身の経験を生かして、長年、医学の発展に寄与すべく研究を続けていたのですが、次第にもっと直接的に世の中のため、人のためになるような研究・活動をしたいと思うようになりました。そして、あるご縁があって、「企業研修」から私たちの「脳磨き」を世の中に伝える活動が始まったのです。これまで、従業員数万人を超える大企業から、数千人、数百人、そして数十人に至るまで、さまざまな規模・また多岐にわたる業種業態の企業で「人生を幸せで豊かにする脳トレ研修」として、「脳磨き」をお伝えしてきました。
そして、研修を受けた方々から、次のような声をいただいています。「世界の見え方が変わってきた」 「リーダーは人を管理することが仕事だと思っていたが、信頼を築くことこそ皆のモチベーションを高め、パフォーマンスを上げることだとわかった」 「感謝の気持ちが脳にどのような影響を与えるのか、科学的な意味がわかった」 私が自信を持って「脳磨き」をお勧めできるのは、私自身の変化に加えて、こうしたクライアント企業様での実績があるからです。
一人でも多くの人に「脳磨き」を知っていただき、「生きづらさ」ではなく、「生きがい」を感じながら、幸せで豊かな人生を周りの人と共に歩んでいただきたい。この脳磨きが腑に落ちると、人生が躍動しはじめ、どんな困難も乗り越え、幸せで豊かになっていけるはずです。そのために、私の残りの人生を捧げたいと思い、妻のクレア、そして脳磨きの仲間たちと一緒に活動をさせていただいております。
長文をお読みいただけたこと、そして、あなたとこのようなご縁をいただけたことに心より感謝申し上げます。幸せで豊かになる脳を作る「脳磨き」を、あなたともぜひ一緒に実践していけたら嬉しく思います。ありがとうございました。
(*1) 厚生労働省 平成30年6月19日、平成30年版「自殺対策白書」
(*2) 内閣府 平成30(2018)年度「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」
(*3) 国連 2020年版「世界幸福度報告書」
講師紹介
岩崎一郎 (脳科学者 医学博士)
国際コミュニケーション・トレーニング株式会社 代表取締役。
脳細胞の神経伝達の研究に従事する一方で「人間関係とパフォーマンスに相関関係があること」の脳科学的裏付けを行う。「心をひとつにしたときに発揮される集合知性」が人の能力を最大限に引き出し、物心両面の幸福の追求になるという脳科学理論に基づき、研修事業を提供する会社を設立。科学的に幸せで豊かになる「脳磨き」を世界で初めて提唱する。経営やリーダーシップを最新の脳科学で裏付けることの第一人者。著書『なぜ稲盛和夫の経営哲学は、人を動かすのか?』は日本で初めて、経営を脳科学で解説した書。
個人的には、父の家庭内暴力の影響から対人恐怖を抱え、無口・口下手、44歳まで恋愛経験なし。通産省勤務時代に、大手の結婚相談所に登録するも、2年間で紹介された全ての女性から、無口・口下手のためにお断りを受け、玉砕。 渡米中に無口・口下手を克服するため、シカゴの街頭で3000人に声をかける荒業を行う。ナンパがイヤで、どうしたら声をかけた全てに人に、「今日は、いい人に出会えてラッキー!」と思ってもらえるかを考え抜き、脳科学を活用した独自の会話法(PPM会話法)を確立。
荒行の甲斐あって、妻クレアに出逢い、結婚し現在に至る。対人恐怖を抱えていたこともあり、人間不信的な考えを長いこと持っていた。妻のクレアから人を信頼すること・されることの素晴らしさを教えられ、心の繋がりが幸福感に極めて大切であることに目覚める。深い信頼関係や心の繋がりが個人に幸福感をもたらすと同時に、チームのパフォーマンスを高めることの関係を脳科学で体系化する。このような「幸せで豊かになれる」脳の使い方を身につけることを「脳磨き」と名付ける。『京セラフィロソフィ(サンマーク出版)』や『論語』などの日々の実践が、脳科学的に見た「脳磨き」であると提唱する。
2009年に帰国後、脳科学を活用し、普通の知性の人たちが天才知性を超えるパフォーマンスを発揮できる組織づくりの企業研修を提供する会社を創業。現在までに200社以上で企業研修を行う。稲盛和夫氏が京セラを創業以来、初の社外フィロソフィ研修講師として招かれ、2500人のリーダー向けに「フィロソフィ研修」を行う。また、『稲盛哲学を脳科学で裏付ける』という脳科学講演を旧盛和塾(稲盛氏が主宰していた経営者塾)で17回行う。全ての人が幸せで豊かになれる、そして、人類社会の進歩発展に貢献できる「脳磨き」を普及することを人生のミッションとしている。
■ 略歴
神奈川県横須賀市生まれ。
1984 京都大学卒業、1987 京都大学大学院 修士課程修了
1991 米国ウィスコンシン大学大学院 医学博士号(Ph.D.)取得。
1993まで 米国ワシントン大学(セントルイス市)医学部遺伝学 研究員
1997まで 米国ワシントン大学(シアトル市) 遺伝学 研究員
2002まで 通産省工業技術院 招聘型任期任用主任研究官
2003まで 産業技術総合研究所 主任研究員(行政改革により名称変更)
2009まで 米国ノースウェスタン大学医学部 脳神経科学研究所 助教授
現在まで 国際コミュニケーション・トレーニング株式会社 代表取締役
■ 著書・監修・翻訳書
『科学的に幸せになれる脳磨き』
『なぜ稲盛和夫の経営哲学は、人を動かすのか?』
『何をやっても続かないのは、脳がダメな自分を記憶しているからだ』
『誰とでも仲良くなれる人の聞き方・話し方』
『働く人のコンディショニング事典(監修)』
『働く女性のコンディショニング事典(監修)』
『ピンチに強い脳の鍛え方』
『出逢いの法則』
『世界中の女性が幸せをつかんだ魔法の恋愛書(翻訳)』
他多数
■ メディア取材
NHK『偉人たちの健康診断:坂本龍馬編』
TBS 『Nスタ』
名古屋テレビ『キングコングのあること・ないこと』
岩崎クレア (NDC脳力開発トレーナー メンタルコーチ
心理カウンセラー)
国際コミュニケーション・トレーニング株式会社 取締役。
脳の潜在能力を最大限、発揮するNDC脳力開発(NDCとは、Neuro Design Createの略で、脳に新しい脳回路をデザインするという意味)を夫の岩崎一郎とともに開発し、NDC脳力開発トレーナーとして、普及にあたる。
大学卒業後、電気メーカーに技術者として入社。全国のSE向け技術セミナーの講師等を務める。
その間、自ら 離婚を経験し、シングルマザーとして仕事・子育ての両立に奮闘する。
カウンセリングとメンタルコーチングに脳科学の知見を合わせた、新しいプログラム、NDC脳力開発トレーニングを考案し、「脳磨き」の実践スタイルを確立。多くの企業に提供中の「集合知性を発揮するリーダー向け脳トレ研修」において、NDC脳力開発トレーニングを実施することで、受講生の「脳磨き」を推進。仕事のみならずプライベートにも大きな変化を生み出している。
シングルマザーで自信もなく、仕事と育児の両立に苦戦してくよくよしていた自分が「脳磨き」を始めることで、 理想のパートナーと出会い結婚、新しいビジネスを立ち上げることができた。この「脳磨き」を、もっとたくさんの人たちに知ってもらい、皆で共に幸せで豊かな人生を切り開いていくことを人生のミッションとして活動している。
チームフロー、アナザーヒストリー認定プロコーチ、日本メンタルヘルス協会カウンセラー、日本交流分析学会員、全米NLP協会(ABNLP)・NLPプラクティショナー、米国催眠療法協会(ABH)・ヒプノセラピスト、INTERNATIONAL INSTITUTE FOR INTEGRATION THERAPY AND TRAINING 認定インナーチャイルド・セラピスト、VOICE社認定ソース公認トレーナー、認定NPO法人コアネット会員。
■ 著書・翻訳書
『出逢いの法則』『世界中の女性が幸せをつかんだ魔法の恋愛書(翻訳)』