厳しい局面を乗り越えられる脳の鍛え方

厳しい局面を乗り越えられる脳の鍛え方

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人生いろいろなことが起こります。楽しいこともあれば、苦しいこともあるでしょう。厳しい局面に遭遇したとき、それを乗り越えていくには、どんな脳の使い方をすればよいのでしょうか?

もくじ

知識と体得では鍛えられる脳回路が違う

スウェーデンの研究グループは、知識として学んだ場合と、実際に使えるように学んだ場合では、鍛えられる脳の回路が違うことを発見しました。

具体的には、外国語を流暢に使えるように学んだ人たちの脳と、医学生など、知識をたくさん学んでいる人たちの脳では、鍛えられて厚みを増している部分にかなりの違いが見られたのです。

この研究から、知識を覚えるということと、使って身につけるということでは、別の脳の回路が使われているということがわかってきました。

「知識を覚えることと、体得すること」では、脳の鍛えられ方が根本的に違うのです。

恐れを克服してミッションを達成する脳とは

イランのAJA医学大学で行われた、兵士たちの研究をご紹介します。戦いでミッションを達成するためには、恐れを克服して行動を起こすことが必要になりますが、この時、脳では何が起こっているのでしょうか。

ミッションを達成する脳

被験者の兵士たちには、バーチュアルリアリティで戦いのいろいろなシーンを体験してもらいます。その戦いの中で、自分がミッション達成のための行動を起こすトレーニングを受けると、側頭葉、中心前回、海馬、視床、後帯状回など、任務遂行に必要な脳の領域が厚みを増すことがわかりました。つまり、そのような脳の部位が鍛えられるということです。

厳しい叱責を受けて戦う脳

それに対して、過酷な戦闘に耐えられるように厳しい叱責などを受け続けた人たちは、恐れや不安を感じる扁桃体が過剰反応をしていることがわかりました。また、記憶を司る海馬や共感脳力を育む島皮質などの縮小なども見つかりました。視覚野と大脳基底核のつながりも弱くなり、体性感覚野も小さくなっていました。

恐れを克服してミッションを達成するには

恐れや不安を感じるであろう戦闘において、行動を起こし、ミッションを達成するために鍛えられる脳の領域と、厳しい叱責などで、ある意味無理やり行動する時の脳の領域は、全く異なることがわかってきたのです。

企業経営も同じ

企業経営においても、厳しい局面や難局を乗り越えなければならないことは多々あるでしょう。このような時、恐れや不安を克服し、皆でミッションを遂行していくためには、厳しい叱責やダメ出しなどでは、ミッションを達成するために必要な脳の領域を鍛えることにはならないのです。

では、ミッションを達成するチームのリーダーは、どのような人でしょうか?

ミッションを達成するチームのリーダー

ミッションを達成するチームのリーダーは、自ら最前線で同志を励ましながら共に戦います。一緒にこの難局に立ち向かえることがどんなにありがたいことかを伝え、現場での苦労を共にすることこそ、大変な仕事に立ち向かう仲間の脳を鍛えることができるのです。

集合知性を発揮するリーダーを育てる

このような脳の使い方をお伝えし、実践で身につける「脳トレ研修」をご提供させていただいております。最新の脳科学に基づく企業研修で日本の企業を元気にしたいと、日々、努力を積み重ねております。ありがとうございました。

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