過去の経験をより良く未来に生かす脳の使い方とは

過去の経験をより良く未来に生かす脳の使い方とは

お役立ち情報

よりよい人生をつくっていくために過去をうまく活用するというのは、皆さんもされていることだと思います。

過去を振り返る

反省というとつい、できなかったことを反省して、落ち込むと日本人は思ってしまう方が多いようなのです。実は、落ち込むと脳のブレーキがかかって反省の効果が非常に薄くなる、もしくはなくなるということが分かってきています。

大事なのは、落ち込まない反省です。

どちらかというと「反省」というより振り返りに近いということが脳科学の研究から分かってきています。

次の行動を起こすエネルギーを生み出すのはポジティブなエネルギーです。何かを振り返るときに、できなかった、うまくいかなかったと反省するよりは、何かをしたときに、できなかったことだけではなくて、できたことにも目を向けるようにします。

「この点を改善しよう」「ここはうまくいった」「ここは、もっと改善できるかもしれない」といった反省、いわゆる「振り返り」をしていくと、何かが起こるごとに改善、もしくは成長ができる脳の使い方に変化していきます。

行動をして振り返り、気付く。そして、次の行動をして、また新たな振り返りと気付く。このサイクルが「脳の成長サイクル」です。この「振り返り」をするときに大切なのは、この「脳の成長サイクル」をいかにたくさん回していくかということなのです。

単に振り返って、「ああ、これができなかった。駄目だったな」と落ち込むのではなく、振り返ることで次の行動のエネルギーが湧き出てくるような、そんな振り返りと反省です。脳科学的にみると、落ち込む時と、振り返り反省する時に動く脳の部位が異なることがわかっています。

長い人生の中、落ち込むようなことも多々あると思います。そのような時には、落ち込むことに脳のエネルギーを使うのではなく、反省しながらも未来に向けて今やるべきことに脳を使い、脳の成長サイクルを自ら回していきましょう!そのような脳の使い方をしていくと、脳が進化・成長して、人生がどんどんよくなっていくことが実感できるはずです。今回もお読みいただきまして、ありがとうございました。

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