感謝の気持ちが脳とビジネスを磨く

感謝の気持ちが脳とビジネスを磨く

28日間の脳磨きオンライン講座 脳磨きプレミアム会 脳科学講演

「感謝の気持ちを持つことが大切」「ありがとうを伝える」など、感謝することが良いと様々な場面で言われています。
なぜ、感謝の気持ちが大切なのか、脳科学の観点からお伝えしていきます。

もくじ

感謝の気持ちが脳を磨く

感謝の気持ちは体にも優しい


常に感謝の気持ちを持っている人は、インターロイキン6と呼ばれる炎症の数値が抑えられ、身体の炎症が抑えられることがシンガポール国立大学ハータント博士らの研究結果では研究結果からわかりました。

鬱にもなりにくい

常に感謝している人はそうでない人と比べ、人生の困難なことに遭遇しても早く解決策が見つかり、大変な状況にも順応しやすく、鬱になりにくいです。
重要なのは、感謝の種類。感謝の種類については後ほど述べます。

ものごとをプラスに受け止められる

韓国ヨンセ大学のキョン博士らの研究で、感謝しているときには、脳内で複数の領域が繋がり、活動が活性化することがわかりました。
感謝の気持ちを持っているときには、物事のプラスの側面を見つけやすくなります。

感謝の気持ちがビジネスを加速させる

意欲が湧く

「ダメ出し」よりも「感謝の気持ちを感じている状態」の方が成長意欲は高く、心が折れにくいことが、カリフォルニア大学バークレー校ブレインズ博士の研究結果からわかっています。
また、逆境に立たされた時も「感謝の脳回路」が出来上がっている人は解決策を見出したり、チャレンジできるようになります。

仕事のパフォーマンスがアップする

感謝の気持ちを伝えられると仕事のパフォーマンスが1.5倍に高まるという研究結果が出ています。
また、感謝の気持ちを持ち続けると、成長思考になり、自制心などが増していきます。

チームワークが高まる信頼感

「ありがとうございます」をお客様だけでなく、部下にもつたえているでしょうか?
感謝の気持ちを持ちながら、部下に接することで、信頼関係を深く築くことができ、チームのパフォーマンスが上がります。

挑戦する心とモチベーションを高める

感謝の気持ちを持ち、信頼関係が築けるようになると、脳内オキシトシンの量が増えることがわかっています。
オキシトシンには、恐怖心をひきおこす扁桃体の活動を抑えることで、果敢に挑戦する気持ちが上がります。
またドーパミンの効果を増幅して、モチベーションをさらに高めます。

感謝の実践

感謝するではなく、感謝の「気持ち」

感謝には次の2種類の「感謝」があります。Doingの感謝とBeingの感謝です。
Doingの感謝(恩恵的感謝):いいことがあったときに感謝すること。
Beingの感謝(普遍的感謝):感謝の気持ちをいつも感じている心の在り方です。

Doingの感謝だけでは逆にエゴが強くなる

Doingの感謝だけをしていると「エゴ」が強くなり、鬱になりやすくなるという結果が出ています。
感謝するという行動ではなく、感謝の「気持ち」を感じていることが、脳を進化し、ビジネスを加速させます。

習慣で「感謝の回路」を鍛える

感謝の脳回路は、習慣化により作られていきます。「感謝の脳回路」が十分動いていない人に「辛いときにも感謝しなさい」というのは、普段筋トレをしていない人に突然「オリンピックに出なさい!」と言っているようなものです。
小さな感謝でも良いので、日々、感謝の気持ちを持ち続けて、感謝の脳回路を鍛えていくのがベストです。

感謝についてのまとめ

感謝の気持ちを持つことが、うつ病や、体内の炎症を予防する健康効果に役立つだけではなく、ビジネスでも人間関係を深めたり、逆境を乗り越えるための、アイデアが出たりすることが様々な研究から分かっています。
感謝の脳回路は習慣で強化することができます。
脳は何歳からでも成長することができるので、今、この瞬間から、感謝の習慣をはじめていきましょう。

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