私たちの想い

私は、40歳を過ぎるまで、対人恐怖を抱え、無口・口下手で悩んでいました。人とうまく関われなかったために、44歳まで恋愛経験が無かったほどです。自分が生きていくためには、一人で頑張ること以外、思いつきませんでした。
そんな考えを大きく変える出来事が起こりました。

一つ目の出来事は、シカゴの大学で私が研究チームを率いていた時のことです。

私の研究チームは、たった三人でしたが、心を一つにして、世界的に高く評価の研究論文を発表することができました。その後、集合知性について知りました。平凡な知性の人たちが個性を生かし、同じ目的に向かって心を一つにするとき、天才知性を凌駕する人類コミュニティの叡智が発現します。団体スポーツなどでは、心を一つにしたチームが途轍もない底力を発揮することがあります。それと同じことが知性面でも起こると、学術的に示されたのです。集合知性を実感できたのは、大変幸運なことだったと思います。

二つ目は、稲盛和夫氏の経営哲学との出合いでした。稲盛氏は、世のため人のために尽すことが大切で、「本当に気持ちが合う、助け合える素晴らしいパートナーがいて、その人たちと毎日力を合わせて働けば、これほど楽しいものはありません」と言っています。稲盛哲学が同志と心を一つにして助け合い、利他の心を育みながら人間的に成長していくことの尊さを説いていました。こんなに素晴らしい生き方があるのだと、心が震えるような感動を覚えました。

三つ目は、妻となるクレアに出逢ったことです。私は長いこと対人恐怖を抱えていたこともあり、人間不信的な考えを持っていました。それにも関わらず、クレアは私のことを心から信じてくれているのが、わかりました。人に信頼してもらえること、そして、相手を信頼することの素晴らしさを妻のクレアから教えてもらったのです。クレアは、メンタルコーチでもあるので、私がそれまで培ってきた脳科学の研究や知識を実践に落とし込むことを助けてくれました。

この三つの経験から、私は、「一人で生きていく」ことより、もっと素晴らしい生き方があることを知ったのです。それは、信じ合える仲間が同じ目的に向かって心を一つにし、それぞれの才能を生かし、成長し、大きな夢を実現していくとき、本当に生きがいを感じ、幸福感や充実感を共に感じることができるというものです。

このような私の体験を生かし、世のため人のために役立ちたいと思い、今の事業を立ち上げました。それぞれの人が個性を生かしながら、心を一つにして集合知性を発揮し、大きな夢を実現していくことを手助けできるように、脳トレジム、脳科学に基づく企業研修・コンサルティング・講演などの事業をさせていただいております。これからも精進して参りますので、どうぞよろしくお願いたします。最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。

国際コミュニケーション・トレーニング株式会社 代表取締役
岩崎 一郎

プロフィール

岩崎一郎 (脳科学者 医学博士)

国際コミュニケーション・トレーニング株式会社 代表取締役。
京都大学卒業後、米国ウィスコンシン大学大学院で博士号取得。
通産省主任研究官、ノースウェスタン大学医学部 准教授を歴任。

脳細胞の神経伝達の研究に従事する一方で『稲盛哲学』の実践が人生を好転させることを経験し、脳科学的裏付けを行う。『集合知性』が社員の能力を最大限に引き出すという信念の下、帰国後、『心のかよい合うコミュニケーション』を支援する会社を設立。リーダー養成・チームビルディング・フィロソフィ浸透などの講演・研修・コンサルティングを提供。

著書:『なぜ稲盛和夫の経営哲学は、人を動かすのか?』『何をやっても続かないのは、脳がダメな自分を記憶しているからだ』『誰とでも仲良くなれる人の聞き方・話し方』(クロスメディア・パブリッシング)、『ピンチに強い脳の鍛え方』(廣済堂出版)、ほか。

代表著書

『なぜ稲盛和夫の経営哲学は、人を動かすのか?
~脳科学でリーダーに必要な力を解き明かす~』

本書活用例

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